クリームシチューはご飯にかけるのかかけないかを掘り下げてみる
クリームシチュー「ご飯にかける?わける?」全国調査(産経ニュース)
産経ニュースの全国調査によると「分ける派」58% 「かける派」42%とわける派が優勢だそうだ。分ける派が最も多いのが奈良県(71%)、かける派は沖縄県(70%)。意識高い系の奈良県民と大雑把な沖縄県民とも見れる。
クリームシチュー「ご飯にかける?わける?」全国調査で「かけ」派が健闘した地域は?
そもそもクリームシチューは日本料理か?
シチューは日本の料理ではないのだからパンが正統派だと主張する人も一定数います。そもそもクリームシチューは何料理だろうか?みんな大好きなwikipedeiaで見てみるとどうやら日本で生まれた魔改造的な洋食料理でありそうな印象がある
- 1924年(大正13年)に、手塚かね子の『滋味に富める家庭向西洋料理』において牛乳とダンプリングを加えたシチューが紹介される。
- 1966年(昭和41年)、ハウス食品から発売された粉末ルウ「クリームシチューミクス」がヒット商品となったことで、この料理の名は「クリームシチュー」として定着するに至った
- 開発者はこの商品を作るにあたってアイリッシュシチューを参考にしながらも、給食の延長線上にあるごはんによく合うシチューを目指した
ヒットメーカーのハウスさんがご飯に合うように作った!と語ったのは衝撃的な事実です。これはかける派には嬉しい情報だ。
wikipedeiaにある『滋味に富める家庭向西洋料理』の牛乳とダンプリングを加えたシチューを探してみた。これが原点では?と書いてあるのは以下の記事があった。
洋食の姿をした日本料理?謎多き「クリームシチュー」の歴史 2012.11.16(Fri) 澁川 祐子
「日本のすいとんよりはかるくて美味であります」これが当時1924年のクリームシチューへの評価。くそ…悔しいけど全然わからない。すいとんは重いのか?材料は鶏、牛酪(バター)、メリケン粉(小麦粉)、玉葱、鹽(塩)、胡椒、牛乳となっている。かなりシンプルで人参やじゃがいもはまだ入っていない。この牛乳が入っているのが当時では珍しいそうな。
世界のクリームシチュー
「Cream Stew」で検索するとJapanese Cream Stewで多く紹介されているのがわかります。やはりクリームシチューは日本得意の魔改造した洋食なのか。
海外のサイトでもヨーロッパ に起源があるが日本独自のシチューとして紹介されているのがわかります。しかも…シチューオンライスで紹介されているのがわかる!曖昧な日本食って海外の人の方が何故か正しく食べるって感じはするよね。これはシチューはご飯にかける派の方が理屈的には正しいことになりそうだ。
An idea simmering for centuries: Japanese ‘white stew’
クリームシチューをご飯にかけるのは恥ずかしい事ではない!
かけるかけないか、それともパンかは最終的には好みの問題なのですが、少なくともクリームシチューをご飯にかけるのは邪道ではなく正統派で恥ずかしい行為ではないという事になりそう。なのでかけたい人は遠慮なくクリームシチューをご飯にぶっかけてあげて下さい。これがジャパニーズスタイルです。
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